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アランケイ氏のインタビュー記事 [教育]

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0925/high43.htm
この記事を読んでいて、その中にあった

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インタビューで、「餌を見ることができないで飢死するカエル」の話が何度か出てくる。これは以前、ケイ氏がスピーチの中で使った例えで、私たち無知な人間の象徴だ。カエルは動くハエしか餌として認識できないため、死んだハエを目の前に置いても気付かないのだそうだ。逆にボール紙などで作った疑似餌を動かすと飛びつくが、疑似餌だから食べられない。ケイ氏の話はこう続く。私たちも実はこのカエルと同レベルで、気付かない物事が多い。そしてそれを普通だと思い込み、すぐに二者択一的な考えをする。しかしまず自分が気付いていないということに気付いてみよ。すると、ほかに方法はないか考えるという科学的思考が始められるようになる。
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というところに、「確かにそうやなぁ」と思ってしまった。
誰かの意見に「ハイ、ハイ」ということばかりしていたら、「ハイハイ脳」ができる。
これは、以前に、脳科学関連のセミナーを聞いた時に、
「人間の脳回路は、以前、よく使った回路がどんどん使うになる。」
ということにも合っている。
つまりは、いつもは、使わない脳回路を使うように意識しなさいということかな。

さっきの記事を見た後、「アランケイ」で、ググったら、同じようなのを発見した。
http://www.dl.kuis.kyoto-u.ac.jp/~tezuka/blog/archives/2006/06/post_166.html

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・発達心理学者のピアジェの功績を簡単に要約すると、「子供たちは大人とは違う形で思考するが、それでいて賢く思考する」。
・文明国における教育の大半は「お話」を教えることに時間を使っている。それらは未開社会の子供たちであれば生活の中から身につけていくもの。教育はもっと、「考えるスキル」や科学、数学を身につけさせることに力点を置くべき。
・クロロホルムで眠らされた蝿が目の前に転がっていても、蛙はそれを食べようとしない。
動いている蝿にしか蛙は反応しない。「蛙の目は蛙の脳に何を伝えるか」という有名な論文がある。みんなにそれを読んでもらいたい。
・分子生物学を教えてくれた先生が言っていた。「見たいものが見えるので気をつけるように」こうなるだろうと思って実験すると、望み通りの結果が得られたかのように勘違いすることが多いので、注意。
・錯覚をもたらす図形をじっと見つめて、自分の視覚がいかに騙されているのかを考えるのは、禅の瞑想みたいな気がする。我々は目ではなく脳でものを見ているということ。
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1つ目から、4つ目のことは、教育に関係する人、世の中の全ての親も含めて、
というよりも、すべての大人の人が気をつけていなければならないことかも知れないと思った。
2つ目の中にある「考えるスキル」ということが、一体、どういうことなのか。
俗に言う考えさせる問題というのを出すだけで、身につくことなのかは、
考えなければならないんだろうなぁ。

5つ目のは、川島教授と共同研究をされていた人の講演を聞いた時、
パワーポイントで、同じように解説していたので、かなり、すんなり、自分には入ってきた。

・パックマン図というような名前だったけれど、正三角形の各頂点に
60度に口を開いたパックマン=円から三角形を切り取った形のもの、を
置いて、正三角形の線を消しても、そこに三角形があるように見える。
・同じ長さの線分の両端に、内向きの矢印をつけたものと、外向きの矢印をつけたものとを
用意すると、外向きの矢印をつけた線分のほうが長く見える。

もちろん、ネットで探せば、錯視の例はもっとたくさんあるんだろうけど、
錯視の例を探すことよりも、錯視していることが、脳で見ているという事実に
気づいて、その科学的根拠を調べる方がはるかに良いような気がするなぁ。


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