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上方落語のネタ 桂小米(枝雀) 日和違い [上方落語]

このネタを最初に聞いたのは、30年以上前。
何が印象に残ったかというと、桂小米時代の桂枝雀師匠のマクラ。

「お天気というようなものがあります。今日もお天気があります。
 毎日、あるんですな、このお天気というもの。雨も天気ですし、お天気もお天気。」
「お天気というのは、人間が発生する以前から、あったわけですわね。」
(うん、確かにそうやなぁ。)
「ここらが、大変、面白いものではないかと思うわけですね。地球というものが存在し始めた頃から、
 お天気というものも、共に存在していたわけですね。」
(そう、言われれば、そうやなぁ。)
「ですから、我々、人間よりも、お天気のほうが、ずっと先輩に当たるわけですね。」
(えっ、ああ、確かに。)
「ですから、我々が、お天気というものにですね、いわば、支配をされているというものも、ですね、
 故なきことではないわけですね。」
(そうやわなぁ。)
ここから、生命の歴史に話が続いていくというマクラ。

これを聞いた時、確かに、先輩とかいうのは、訳のわからないことを言ったり、要求してきたりする。
それを、人間とお天気が先輩、後輩という関係としたのは、とてもオモロイなぁと思ったのでした。
人間なんて、地球の歴史を1年としたら、人間は12月31日の23時54分に生まれたことになる。
お天気は、それはもう、大大大・・・・・・大先輩。
そんな方のされることは、もう、とうてい、どうこうできるものでもない。

妙に納得してしまったのでした。
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