脳科学のセミナーで知ったこと [教育]
脳の司令塔と言われる前頭前野。東北大学川島教授と共に、研究している人の話を聞いた。
音読や、一桁のたし算、数かぞえ、料理(器具を使わない)が、前頭前野の血流量を増やすことは聞いていたけれど、知らないことが多かった。
・生後、2〜3日の赤ちゃんに、1.お母さんの声 2.お母さんの声をテープに録音して逆再生、3.他の人の声を聞かせると、1.2.3の順で赤ちゃんの前頭前野の血流量が増える。
・お母さんやお父さん、その子を愛している人と話をすると、前頭前野の血流量が増える。
・ええ加減にやると、ええ加減にやる脳ができあがってしまう。だから、例題があるような問題ならば、例題をじっくり見て、例題通りの正しいやり方をしようと思って、やらなければ。
「やったら、ええんやろ。早く、やったら。」ではぐちゃぐちゃの脳になる。試行錯誤をすることが大切。正しいやり方をしなければということを間違って捉えて、誰かに教えてもらったりしたら、前頭前野の血流量は増えない。
・料理をすると、前頭前野の血流量が増えること。(クローズアップ現代によると、皮をむく時に、包丁を使えば、良いのだけれど、皮むき器を使うと、血流量は増えない。)
・5人ぐらいで遊ぶと、前頭前野の血流量が増える。それが、2人になると、血流量は増えない。
・根性があるとかないとかは、前頭前野とは全く関係がない。辺縁部と関わりがあるだけ。
う〜ん、脳の働きって、海や宇宙ぐらい、わかっていないことが多いような。
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