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脳科学のセミナーで知ったこと 2 [教育]

もうひとつ、書き忘れていたことがあった。以前聞いた川島教授の子ども向けの講演会で、脳神経細胞同士をつなぐ回路を道路に例えていた。実際の道路では、踏み分け道、砂利道、舗装道路、高速道路。後者になるほど、車の流れが速く、多くなる。同様に、脳内の回路も、いろいろな道がある。
初めてのことをやるような時は、踏み分け道みたいな回路を通る。毎日の歯磨きなどは、無意識でできるようなことは、高速道路になっているような回路を使っている。というか、使いまくっているうちに、高速道路になってしまうのかも。太くて、少々のことでは壊れない回路。だから、忘れない。
さて、その道だけど、もう一つ大事な視点がある。2つの地点を最短距離で結んでいること。より効率が良いし、良い結果(=時間短縮、費用軽減)が期待できる。
以上のことから、初めてのことをやる時に意識しておいたほうが良いこととして、次のことをセミナーで聞いた。

「初めてのことをする時には、多少、(かなり?)時間がかかっても良いから、正しい方法でやること。そうすると、2回目以降、スピードアップすることができる。」

真っ暗な明かりの全くないところを初めて通るのと同じだから、慎重に慎重に一歩ずつ、このやり方で正しいのか、確かめながら、歩いていくのと同じか。一度、その回路ができてしまえば、次に同じことをする時には、既に舗装道路ぐらいのスピードでできるようになるということか。
反対に、「とりあえず、間違っても良いから、やれば良いんだろ」でやったり、すぐに人に聞くようにしてしまうと、そういう脳内回路が、高速道路になってしまうらしい。
ということは、こどもが何かを学習する際に、まわりの大人の言い方、かかわり方が、その子の思考回路を作ってしまう?!
待っていられないから、おとながやった方が早いから、上手にできるからとやってあげると、結局、そういう回路を太くして、高速道路にしてしまうということ?!
これからは、気をつけようっと。


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